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小林製薬のアットノンは肉割れ対策にも使える?

アットノンは小林製薬が発売する、「傷跡」を消す第二類医薬品です。

 

 

目立って気になってしまう傷跡に塗ることによって、患部の血流を促進して皮膚の新陳代謝を促すことで傷跡を目立たなくする薬となります。

 

広い範囲に使いやすい「アットノンローション」、サラッとしたテクスチャーで体のどの部分にも使いやすい「アットノンEXジェル」、しっとりとした使用感で良く伸びて使いやすい「アットノンEXクリーム」、肌色で傷跡を隠しながら治療できる「アットノンコンシーラータイプ」の4つのバリエーションがあります。

 

傷跡が残ってしまう仕組みとは

怪我をするなどして傷ついてしまった肌の内部では、傷の近くにある修復細胞が活性化してコラーゲンを作り始め傷を修復しようとします。

 

通常はこのまま修復が進み、治癒した後は綺麗な皮膚に戻るのですが、傷口が化膿してしまったり、炎症がひどくなったりすると傷の周りの血行が悪くなり、修復細胞は十分な栄養を受け取れず、スムーズに修復を進めることができなくなります。

 

修復が上手くいかなくなると、修復に使う材料であるコラーゲンは異常に産生されるようになり、傷口に赤みや盛り上がりができていきます。

 

これが傷跡の正体で、一旦傷跡ができてしまうと簡単には消えなくなってしまいます。

 

傷跡には毛穴や汗腺、皮脂腺がありませんので、乾燥して固くなりやすく、外部刺激を受けやすい状態です。

 

アットノンが傷跡に効く仕組みとは

アットノンに含まれる有効成分ヘパリン類似物質が、傷跡とその周辺の血流を良くして皮膚の新陳代謝を促進します。

 

この他にもヘパリン類似物質の働きで、傷跡に水分を保持して新陳代謝のしやすい状態に保つことができます。

 

さらに、ヘパリン類似物質には抗炎症作用がありますので、傷跡の中で慢性的に起きている炎症を鎮めて皮膚が持つターンオーバーなどの機能を取り戻す働きもあります。アットノンにはグリチルリチン酸も配合されています。

 

グリチルリチン酸はヘパリン類似物質と同じく、傷跡の内部で続いている炎症を抑える成分です。
アラントインという成分には、損傷した表皮の再生を促進する効果があり、傷跡の組織の修復を助ける働きがあります。

 

アットノンは塗った直後に効いてくる薬ではなく、肌のターンオーバーに合わせて新陳代謝を促すことで少しずつ傷跡を消していく商品です。

 

1週間や2週間ではなく、肌のターンオーバーの周期とされる一か月をめどにじっくりと塗り続けることが効果を感じられる大切なポイントになります。

 

アットノンは肉割れにも効果がある?

肉割れができてから、あまり日数が立っていない場合にはアットノンは有効な薬です。

 

しかし、赤みを持っていない白くなった肉割れにはあまり効果が無いと考えられます。
その理由は、肉割れのメカニズムにあります。肉割れは擦り傷や軽い切り傷などと違って、肌の奥の真皮層が破壊されて起こる症状です。

 

表皮のターンオーバーはおよそ一か月ですが、真皮はターンオーバーをしません。
真皮層が傷付いた場合、肌は瘢痕組織という新しい細胞を作ることで傷を修復しようとします。

 

瘢痕組織がその場にとどまり続けるために肉割れの跡は消えにくいのですが、瘢痕組織は生まれ変わりがありませんので、アットノンで新陳代謝を促しても消えることはないのです。

 

瘢痕組織のできる前の、肉割れを起こしてすぐの跡であれば表皮のターンオーバーを促すことで隠してしまうことができますが、出来てから時間がたった肉割れの跡にはほとんど効果はないと考えて良いでしょう。